くすりのよく効くうつ病
さて。
うつ病は治る、というのは、
「うつ病にはくすりが効くよ」
ということです。
まあ、効くんですけど。
ただし、一番よく効くのは、「内因性」うつ病です。
体の病気に限りなく近いうつ病。
原因?に釣り合わない落ち込み方?をします。
朝早く目が覚める、午前中調子が悪く夕方元気になる、
食欲がなくなる(増えるひともいます)
体重が減る(増えるひともいます)←食事で説明できないレベルの増減
食べ物の味がわからない、選べない決められない(献立とか)、
「家にはお金がない、一家離散だ、全員路頭に迷うのだ」などの妄想
(どれだけ説明しても預金通帳を見せても納得してもらえない)
家を出るのにふだんの10倍の時間がかかる(など、行動が始められない)、
歩くのが遅くなる、持病が悪くなる、
感情がわかない、悲しいとすら思えない、
あとでたずねるとその時期のことをろくろく覚えていない
……事情があって落ち込んでいる、では説明のつかない症状が出現するわけです。
個人的にはこれは、精神科の病気ではあるけど、
神経の病気(解剖学的な意味での)と思っています。
躁うつ病はもっと神経の病気っぽいですが
やっぱり、上記の症状はでやすいです。
これには、くすりはよく効きます。入院するほどの重症なひとにはもっと効きます。