表情を真似るとよいことがありそうな件について

相手と同じ表情を自動的につくってしまうことが共感と関連しているとして、その相手がどうなるのか、という研究がいろいろあるようです。

 

Aさんが相手と同じ表情をつくったときの相手の変化

・Aさんに対して親近感を持つ、好意的になる

・自分自身とAさんはいろいろな点で似ていると推測する

・Aさんに対して親切にしてあげようと思う

・Aさんだけではなく他人一般に対して親切になる

・知覚の仕方が変わる(!)

 

最後についてだけ解説。知覚の仕方の中でも、「ごちゃごちゃしたなかからパターンを見いだす」力が影響を受けるのだそうです。そもそも、

・パターンを見いだすのが得意な人 → 他人に影響されづらく、対人関係に鈍感

・パターンを見いだすのが苦手な人 → 他人に影響されやすく、対人関係に敏感

という関係があり、「相手が自分と同じ表情をつくる」という場面のあとにパターン認識のテストをすると、得点が下がるとのことでした。

というわけで、「相手が自分と同じ表情をつくる」というのは、自分と相手の関係だけでなく、自分と他人一般の関係とか、自分のパターン認識や対人関係への敏感さ、とかにまで影響しているようです。

 

 

以下、わたし自身の特性について。

 

わたし、パターン認識は得意です。知能検査にもパターン認識のテストがいろいろありますね。点数は高い。ということはつまり…… 対人関係のいろいろには鈍感ということですね。自覚はあります。対人関係のいろいろは(パターン認識においては)雑音だったのか! というのは言い過ぎにしても、です。

じつをいうと、「同じ表情をつくったとき」に何かが起きる、というよりは、「同じ表情がつくられないとき」に違和感を持つ、というのが実情に近いとのことでした。「相手の表情に反応して同じ表情を作るのが苦手」なわたしがしばしば違和感をもたれるのは…… これも一因かもしれません。パターン認識が得意だからいいもん、と開き直るにしても、相手に親切な感情を呼び起こしづらいのは、ちょっと残念な気もします。

さらには、「わかりやすく真似ると逆効果」なのだそうで、わざわざ努力するのも難しい。あきらめるしかないのかなあ。本は読み進めようと思います。