ワーキングメモリのはたらき(3)情報をまとめる
ワーキングメモリとはいっぺんに考えられる範囲である、みたいなことを書きました。なので、ワーキングメモリが高い(広い? 大きい?)と、脳の中の検索範囲が広いので、思いつく範囲も大きくなるように思います。
便利そうですよね。
で、このワーキングメモリ、「もっとほしい!」となったときに、どうすればいいのかなと考えていました。脳トレもいいかもしれないですね。それはさておき。
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情報をまとめる、というのはどうでしょうか。たとえば、日本の歴史であっても、江戸幕府の成立に関わるいろいろがきちんとまとまっていれば、「江戸幕府」の一言でまとめることができます。
高校生の頃、勉強法として習ったのは以下のことです。
まず、単元をまとめなさい。A4用紙1枚くらいがよいです。(それならやってる)
で、そのまとめを作りなさい。3行から5行くらいに。(まあ、できる気もする)
さらに、それをまとめて、1文にして覚えなさい。(なんですって)
で、これ、ワーキングメモリに占める体積(?)って、減りますよね。教科書の数ページをまるまる頭に入れておくことができたとしても、それを直接ワーキングメモリに含めることができるかどうかは不明です。でも、一文であれば、ワーキングメモリに含めることはわりとかんたんです。
まあ、いってみれば、「大きいものは一つでもテーブルを占拠する。そのいっぽうで、小さいものならテーブルに複数乗せることができる」って感じです。
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というわけで近々試験がありますので、そんな感じで勉強してます。
興味関心のある分野はもともと知っていることも多いし、そんななか知らないことが出てくると面白くてすぐに頭に入るのですけれど、興味関心のない分野については、そもそも基礎ができてないし新しいことだらけではあるのだけれど面白くないしで、いつまでたっても進みません。でも、そういう、興味関心のない分野を強制的に勉強するという意味では、試験も大事だなあ、と痛感しております。