アスペ的論理/道徳その9。視覚化して整理する。2x2=?

ベン図以外にも、描いてみると役に立つ(と思われる)ツールはいくつかあります。そのひとつが、2x2の表、ってやつです。2x2というのは、横2マス、縦2マスってことですね。

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こんな感じです。

意外と便利なんですよ。たとえば、誰かと議論していて、どっちかが正しいと思うけどどっちかわからない、という場合を仮定します。(正しいかどうか一義的に決まる問題だということにさせてください)

  • 自分が正しくて相手も正しい
  • 自分だけ正しい(相手は間違っている)
  • 相手だけ正しい(自分は間違っている)
  • 両方間違ってる

の4パターンありますね。

これ、問題が単純だから、また、いまは議論で熱くなったりもしてないからあっさり4つ挙がるんですけど、どれかの選択肢を見失うことがしばしばあります。見失われた選択肢が検討されることはほぼありえないので、選択肢はすべて視界に入っているほうがのぞましいわけです。この、議論の例を2x2の表に書き入れるとこんな感じです。

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それぞれの四角の中に、対応する事態を書き入れてます。ただしこれは説明のために書いただけで、あるていど慣れたら、省略しても4パターンを考えに入れ忘れることはないと思います。省略っていうのはこういうことです。

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それぞれの四角の中は書き込み自由なので、思いついたことを書き込む手もあります。

たんなる省エネに見えるかもしれませんね。注意していれば見落とさないし、って。でもね、手軽さって大事なんですよ。そうじゃないと続きません。それに、自分が冷静で対象が単純なら見落としは起きづらいとはいえ、そうじゃないときって意外といろいろ見落とすんです。わたしだけじゃないと思います。それにね、一覧性ってだいじです。重要なことがすべていっぺんに目に入るということですね。あれ忘れてたこれ忘れてたでは、正確な論理どころじゃなくなりますから。