以下個人的意見です。と断った上で。
アスペの本質とは何かって、それこそアスペだから気になるんですよね。
フィルタリング機能が弱いってことが一つだろうと思います。
シグナルとノイズを分ける機能ね。
たくさんの情報の中から、不要な情報を除くのが苦手ということ。
わかりやすいのが感覚過敏でしょうか。
要らない刺激を要らないとして「なかったこと」にしづらい。
わたし自身には聴覚過敏・視覚過敏・触覚過敏があります。
たとえば家電量販店において、各種ランプなどがチカチカ点滅していると
それだけでものすごく消耗します。
これ、定型発達の人にも見えてはいるんですよね。
見えているけど、「なかったこと」にして通り過ぎることができるわけです。
記憶もそうですね。
記憶って、たくさんの情報を含むでしょう。
五感の情報だけでなく、自分の気持ちとか考えたこととか、
その前後の記憶とのつながりとか。
このままでは、ファイルサイズ(情報量)が大きすぎて、
ふつうの人の脳では扱いきれません。
これらを「ざっくり」まとめて、
扱えるサイズにまで圧縮する必要があります。
アスペはこの作業が苦手です。
不要な情報をノイズとして切り捨てられないわけです。
その結果、とくに「ショックだったこと」など、
気持ち的にそもそも処理しづらい記憶については、
結果的に未処理のまま、扱いきれないファイルサイズのまま、脳に残ります。
その結果、フラッシュバックが非常に起こりやすいです。
わたし自身、災害にも死ぬような目にも遭ったことはないけど、
でも、ちょっと怒られたとか気まずかったとかのささいな記憶が
非常に頻繁にフラッシュバックします。
これも、エネルギーを消耗しますね。かなり。
まだいろいろあるので、たぶん続きます。