2018-04-20から1日間の記事一覧

アスペ的論理/道徳その6。「みんな」という例題。

「みんな」ってことばがありますね。これについて考えてみたいと思います。 個人的には、わりと雑なことばだと思うのです。雑、というのはつまり、意味がぼやけているということですね。アスペの厳密性となかなか相容れないので居心地悪い、ということかもし…

アスペ的論理/道徳その5。答えを出すにはどうしたらいいだろう?

論理というか考え方のヒントです。 たとえば、うつ病の患者さんが元気になって、薬を減らしたいな、と、主治医であるわたしが考えた、としましょう。 → 薬は減らすべきだろうか? この問いは、大きすぎて答えられません。 → 薬を減らしても大丈夫だろうか? …

アスペ的論理/道徳その4。君子豹変す。

「君子豹変す」という故事成語があります。君子=りっぱな人、ですね。豹変=いきなりがらっと変わる、です。現代では、「りっぱな人は、自分の考えが間違っていると気づいたらためらいなく訂正する」という意味に使われます。せっかくだからりっぱな人を見…

アスペ的論理/道徳その3。関係ないものは分けて考える。

わかる、というのは、「分ける」からきているんだそうですね。分解すれば理解できるのか、って、これも「解」の字が共通していたりします。分けさえすればわかるはずだ、というのには反対ですけれど、分けることで「わかる」に近づくことはたしかにあります…