精神科のくすりの副作用:錐体外路症状

精神科のくすりの副作用にはいろいろあります。

代表が錐体外路症状です。原因となる薬はリスパダール(リスペリドン)やセレネースハロペリドール)など、統合失調症のくすりが多いです。

これ、要するに筋肉が動かしづらくなるのです。

  • 筋肉が疲れやすい
  • 目が疲れる(目には細かい筋肉が多いです)
  • まぶしい(目の筋肉の動きが遅い)
  • 動きにキレがない
  • 字が下手になる(手の筋肉)
  • 書くのが遅く、考えに追いつかない
  • 字が、書いているうちに小さくなる
  • ふるえる
  • 歩くとだんだん速くなりスピードの調節が効かない
  • 歩幅が小さい、脚が上がりづらい

などなど、まとめれば「筋肉が動かしづらい」ですけれど、筋肉はからだじゅうに存在するため、症状にもいろいろあるのです。

アカシジアという症状もあります。脚がムズムズして動かしたくなり、夜中歩き回るというのが代表的ですが、いてもたってもいられない気分という形であらわれることもあります。

このような症状がある場合、くすりを変えることもありますし、副作用対策のくすり(アキネトン=ビペリデンなど)を足すこともあります。手がふるえる、は医者や看護師さんなども気づくのですが、上記の症状の中には本人にしか気づきようもないことも多いので、つらかったらぜひ主治医に相談してみてください。