離脱症状のこと

精神科の薬には、いざやめようとするときに離脱症状が出るものが多いです。

たとえばベンゾジアゼピン系の安定剤を急にやめると

不安・緊張・めまい・肩こり

などが出やすいですし、

パキシルパロキセチン)などの抗鬱剤を急にやめると

一種独特の頭痛が出ることがあります。

 

これらは、病状の悪化ではなくって、

薬をやめた・減らしたことによる一過性の症状ですから、

減薬ペースを遅くすればたいてい解決します。

(0.1錠ずつ減らすために粉にすることもよくあります)

 

自分でやめてみるときには、

「つらくなったらまたのむ」

という方針がよいようです。

離脱症状には、もとの薬が(当然)効きますから。

 

でも、いちばんいいのは、

主治医にその旨伝えて、減薬につきあってもらうことです。

症状の悪化なのか離脱症状なのかも判断してもらえますし、

粉にするなど細かい用量調整もしてもらえますから。